太陽光発電の設置費用はどのくらい?どんなメーカーを選べばいい?
太陽光発電は、日光があれば発電できて環境に優しいため、注目されている発電方法です。しかし、太陽光発電を導入する際に気になるのが、設置にかかる費用でしょう。ここでは、太陽光発電を導入する際の設置費用について紹介します。
戸建てに導入する場合にかかる費用は?
太陽光発電を戸建てに導入する際は、日光の当たりやすい屋根に設置する場合が多いでしょう。発電された電力は、自宅で使用した分を差し引いて残った分を売却することが可能です。10kW未満の「住宅用」と呼ばれる発電システムが使用されます。(※1)一般家庭に設置するときの平均は、3.5~4kW程度です。太陽光発電システムを設置する際の費用は、パネルの大きさで決定されます。パネルを取り付ける面積が広いほど、必要な金額は高くなるでしょう。一般住宅に多いとされる3.5~4kWのパネルの場合、工事費や変電機の料金を含めて120~200万円ほどがかかるといわれています。
太陽光発電に支援制度・補助金はある?
太陽光発電を導入する際は、自治体による補助金制度を利用できます。補助金を受けるには、工事を行う前に申請を行う必要があるので注意しましょう。自治体によって補助金の金額や申請期限は異なるので、早めに申請を行うのがおすすめです。パネル・パワーコンディショナー・接続箱など機器の状況も写真に撮って提出し、審査の結果を待たなければならないため、着工するまでに時間がかかります。補助金制度を利用する場合は、期間に余裕を持って導入を進めるとよいでしょう。
太陽光発電メーカーを選ぶときのポイント
太陽光発電システムは、さまざまなメーカーから販売されています。メーカーによって特徴が異なるため、導入する際はよく比較して、適切な発電システムを選びましょう。発電に大きな影響があり、メーカーごとに差が出やすいのは変換効率とkWあたりの単価です。変換効率は、太陽光パネルの性能をあらわします。性能が高い発電パネルほど、発電量も多くなるでしょう。また、1kWあたりの価格が低いほど、発電システムの費用が割安と判断できます。(※4)太陽光発電のメーカーを選ぶ際は、さまざまな項目をチェックするのが大切です。
太陽光発電は施工業者を確認してから選ぼう
太陽光発電を取り付ける際は専門的な知識を必要とするため、実績の多い施工業者に依頼するのがおすすめです。実績が多いと万が一トラブルが起きたときもすぐに対応してくれるので、安心でしょう。また、設置工事にかかる費用を詳しく知るためには、現地調査を受ける必要があります。(※1)出された見積もりを確認してから正式に依頼をしましょう。見積もりが出されなかったり、詳しい費用を教えてくれなかったりする施工業者の場合、後でトラブルが起きる可能性もあります。その業者に工事を依頼すべきか、事前にしっかりと判断しましょう。
メンテナンス業者選びも重要なポイント
太陽光発電システムの寿命は約20年以上といわれ、長く使用できる仕組みになっています。発電量の確認や簡単なメンテナンスは自分で行えますが、より長持ちさせるには業者にメンテナンスを依頼するのがおすすめです。見えない箇所の損傷や、劣化した部品の交換など、専門的な修理も行ってくれます。(※5)不具合が起きたときにすぐ修理に来てくれるか・アフターサービスが充実しているかなども業者を選ぶ重要なポイントです。太陽光発電を導入する際は、信頼できる業者から選ぶとよいでしょう。
更新日:2018.03.07太陽光発電O&Mの基礎知識