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太陽光発電O&Mとは?

太陽光発電O&Mとは?3分でわかるざっくり解説

太陽光発電O&Mとは?

太陽の光を利用しCO2を排出しないエコな電気を作る太陽光発電。ソーラーパネルの耐久年数は25~30年と長く、故障やトラブルの少なさから、かつてはメンテナンスフリーとも言われていたほど高性能な発電設備です。その為トラブルや故障にも気付きづらいとも言われています。

このページでは、安心安全な稼働に必要な太陽光発電のO&M(オーアンドエム)について、厳密すぎる説明で途方に暮れてしまわないよう、必要な知識をほどほどに端折りながら解説します。

太陽光発電O&Mの目的

太陽光発電O&MとはOperation(オペレーション)&Maintenance(メンテナンス)の略で、太陽光発電設備の設置後にその運用と保守を意味します。いくら耐久年数が長いソーラーパネルでもいずれは必ず壊れる運命。また、電気を変換するパワーコンディショナはパネルよりも耐久年数の短い故障の多い機材です。さらに言うならば経年劣化での故障だけでなく、誰かの悪戯や台風などの天災による故障もあり得ます。

故障すれば、その期間の発電量は低下してしまいますし、最悪の場合は火災や漏電などを引き起こす可能性もあります。その為、故障・不具合を未然に防ぐための点検や発生後の被害を抑える、安心安全を前提とした長期的な安定稼働が、太陽光発電O&Mの最大の目的です。

太陽光発電O&Mはなぜ必要なのか?

太陽光発電所が増えるに従って、太陽光発電設備に関連したトラブルも増加。場合によっては近隣の家屋などにも被害が出てしまうため、経済産業省では太陽光発電O&Mの義務化することを目的とした改正FIT法が2017年4月1日に施行されました。

固定価格買取制度とも呼ばれるFIT法は、再生可能エネルギーの買い取り価格を法律で決める助成制度のこと。改正前は、設備を設置した時点で安全基準をクリアしてればOKでしたが、改正FIT法では「太陽光発電事業として、適切な保守管理・維持管理を行うこと」が明記され、違反した場合、改善命令や認定取り消しの処分が下される可能性もあります。つまり太陽光発電設備を持っている場合はO&Mが必須となったわけです。

太陽光発電O&Mって具体的にはどんなこと?

太陽光発電所が増えるに従って、太陽光発電設備に関連したトラブルも増加。場合によっては近隣の家屋などにそれでは、太陽光発電O&Mの具体的な内容について解説します。

まずO&MのO(オペレーション・運用)は、監視と復旧対応の2つが主な内容です。監視とは、遠隔監視システムを使用して発電状況を監視し発電量を記録したり、故障や損傷などのなんらかの不具合を検知した際にアラートを出したりする業務です。復旧対応とは、アラート発生時に現地に駆けつけ部品の交換や機器の調整などの復旧作業を行う業務です。

つぎにO&MのM(メンテナンス・保守)は、点検とサイト管理の2つが主な内容です。点検とは、機材の劣化や損傷がないかをチェックする業務です。低圧発電設備では法令での点検は定められていませんが、日本電機工業会と太陽光発電協会がガイドラインを提供しています。サイト管理とは、発電量の減少となる太陽光パネルの汚れや雑草対策などの業務です。

また、サービスによっては損害保険や売電補償などを提供しているものもあります。しかし、全てのサービスでこれらすべてを提供しているわけではありません。またその内容や範囲もさまざまです。

太陽光発電O&Mサービスとは?まとめ

長期的に安定した稼働を目的とする太陽光発電O&Mサービス。改正FIT法によって、これから太陽光発電設備を購入予定の人にも、現在太陽光発電設備を持っている方にも、義務付けられることになりました。O&Mサービスでは、発電量の監視と障害に対する復旧対応の運用(オペレーション)と設備の定期的な点検と草刈りやパネルの洗浄などのサイト管理の保守(メンテナンス)を行いますが、提供する事業者によって監視・緊急対応・点検・サイト管理・補償の内容や範囲が異なります。

ご自身の太陽光発電設備の環境などを踏まえて、どのようなサービスが必要か、サービスの品質やコストについて見合っているかなど、検討・判断する際に是非この太陽光発電O&M比較サイトをご活用ください。

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更新日:2017.11.22太陽光発電O&Mの基礎知識 

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