太陽光発電メンテナンス・O&M業者を徹底比較

太陽光発電O&Mとは?

太陽光発電の新固定価格買取制度FIT法!売電価格はどれぐらい?

太陽光発電は二酸化炭素を出さないクリーンエネルギーとして話題になったことや固定価格買取制度における売電価格が高単価であったことから急速に普及してきました。しかし、この2つの理由のうち固定価格買取制度の単価は年々下がってきており、普及する速度が鈍ってきているのは事実です。そこで経済産業省は新しい固定価格買取制度「FIT法」を整備し、その結果が2017年11月21日に発表されました。

第1回メガソーラー入札の結果はどうなった?

これまでの固定価格買取制度は、発電量などに応じて政府が決めた売電価格を一律に適用するというものでした。制度が始まった2012年当初の売電価格は発電量が10kW以上の場合で「1kWあたり40円」というものでしたが、太陽光発電の普及に伴う必要部品の増産化による導入時のコストダウンや技術革新による太陽光パネルの発電効率の改善により、費用対効果が増してきているという理由で年々下落しています。今回の落札については新制度が始まったことによる期待感からか、入札前に提出された事業計画数は29件で合計489kWでした。しかし、FIT法を活用するための条件として「買取上限額が1kWあたり21円」と2012年当時の売電価格の約半分というものであったため二の足を踏んだ業者も多く、結果的に落札まで進んだのは8社(9件)、合計141kWとなり参加した企業全てが落札されるという結果になりました。

落札企業の半数は海外勢!?

落札した企業を見てみると海外の会社が4社と半数を占めているのが特徴です。太陽光を含む自然エネルギーは欧米を中心に海外で強い関心が持たれており、普及が進んでいます。そのため、太陽光パネルの価格も日本よりは海外の方が安くなっているので、売電価格が低くても採算が合うと見込んでいるのでしょう。また、海外ではすでに買取価格を大幅に引き下げていた経緯があり、フランスやオランダでは1kWあたり10円前後というのが一般的です。海外メーカーからすると1kWあたりの買取上限額が21円というのは、自国の約2倍の価格にあたるわけですので、とても魅力的にうつることでしょう。一方で、日本では一時的に太陽光パネルに関する国民の関心は高まりましたが、実際に導入している人はまだ一部にすぎません。太陽光パネルの調達コストが海外と比べると高くなるため、採算をとるのが難しく参加を断念した企業が多いようです。

買取価格が下がっているのは太陽光だけ

2012年にスタートした固定価格買取制度はおおよそ2年ごとに価格が改定され、2016年時点では24円まで下落しました。しかし、再生可能エネルギーの買取価格が全て下落しているかというとそうではありません。再生可能エネルギーには太陽光以外に、風力や水力、バイオマス発電などがありますが、これらの買取価格は2012年から2017年まで変化していないのです。つまり、再生可能エネルギー全てに対して買取価格を下げているわけではなく、他の発電方法と比べると量産化してコストダウンを図ることによって利益を生み出しやすい太陽光発電に絞って下落させているといえます。実際に欧米では比較的早い時期から買取価格を下げたことによって業者間による競争が生じ、大幅なコストダウンに成功しています。

太陽光発電とFITの将来

固定価格買取制度がスタートした2012年当時の売電価格が1kWあたり40円と高かったのは、再生可能エネルギーを普及させることが目的だったからです。日本の普及率は欧米と比べるとまだ足りませんが世界的に見ると徐々に売電価格を引き下げることによって競争が進み、低価格で導入することが可能になっています。日本もこの流れに乗っているのは間違いなく、今後も売電価格が下がることはあっても上がることはないでしょう。最終的に経済産業省は1kWあたり11円まで下がると予測しています。しかし、FITを利用することで、20年間は価格が保証された状態で売電収入を得ることができます。また、経済産業省が算定した売電価格は20年間で事業者が一定の利益をだせるように設定していますので、そのとおりに進めば損をすることはないといえます。将来的に電気自動車の普及や発展途上国による人口増加の影響で世界的な電力不足に陥る懸念があるといわれていますので、今のうちに投資してみる価値はあるといえるのではないでしょうか。

コスト面を含めたトータルで採算が合うかどうかを検討しよう

固定価格買取制度の売電価格は下落しつづけており、太陽光発電そのものに魅力を感じなくなった事業者もいることでしょう。しかし、実際にはコストダウンを図ることによって利益を出す事業者もいます。売電価格だけに惑わされず、コスト面を考えたトータルで採算が合うかどうかを検討してください。FIT法を上手に活用することによって、収益を生み出しやすくできます。まずはFIT法について詳しく調べることから初めてみてはいかがでしょうか。

太陽光発電メンテナンス、O&M業者の比較ページはこちら

 


更新日:2018.01.30太陽光発電O&Mの基礎知識 

「太陽光発電O&Mの基礎知識」の最新記事

もっと見る