太陽光発電メンテナンス・O&M業者を徹底比較

太陽光発電O&Mとは?

収益を考えた太陽光発電:ソーラーパネルメーカーはどこを選ぶ?

太陽光ソーラーパネル

太陽光発電を扱う業者はかなり増えてきており、さまざまな条件にあわせて選択できるようになっています。具体的な条件としては、施設の規模、発電所が設置される地域の気候や環境、イニシャルコストとランニングコストのバランスなどが主なポイントです。産業用と家庭用を比較しながら、理想のソーラーパネルメーカーの選び方について考えてみましょう。

産業用太陽光発電は投資と回収のバランスで選ぶ

いわゆる「野立て」型の産業用太陽光発電施設は、家庭用と比べて規模が大きいため、イニシャルコストをどこまで許容できるかという点がポイントになります。理想的には、できるだけ発電効率が高く、耐用年数の長いソーラーパネルの導入が望ましいところです。初期にクオリティーの高い施設を導入しておけば、メンテナンスなどのランニングコストを抑えられる可能性もあります。しかしながら、初期投資としては大きなものとなるため、相応の補助金や融資が受けられる体制を整えなければなりません。

イニシャルコストを抑えたい場合には、発電効率が中程度のソーラーパネルを導入する方法もあります。企業運営に過剰な負担がないように投資と回収のバランスを考慮して、初期投資の回収を早めることで、収益を改善するという戦略です。(※1)

この場合、何社かのメーカーから相見積もりを取り、コスト、販売量、利益の関係が明確になるCVP分析などで、最大利益が実現可能な収益モデルを検討すると良いでしょう。

※1.【太陽光発電メリットとデメリット.com 】絶対失敗しない太陽光発電メーカーの選び方と比較ランキング2017

家庭用太陽光発電は居住性や収益性などきめ細かい条件で選ぶ

一般的な家庭用太陽光発電システムは、瓦葺きなどの傾斜屋根に乗せるタイプのものです。まず検討しなければならないのは、家屋の構造に合ったものを選ぶことでしょう。ソーラーパネル部分の重量が、屋根と家屋全体の構造に過度な負担を与えない発電システムが基本です。木造住宅であれば、築年数や耐震構造になっているかどうかを確認します。新築であればそれほど気にする必要はないのですが、築年数の多い家屋であれば相応の注意が必要です。

また、売電目的での太陽光発電であれば、初期投資と回収について事前に検討しておきましょう。ポイントは、周到な収支計画とソーラーパネルを設置する地域の気候条件です。家庭用の場合、設置面積が小さいことから発電量にも限界があり、初期投資に見合った収益を上げるまでには時間がかかります。それなりの収益を目指すのであれば、産業用と同じく収益モデル分析を行い、長期的な視点で収支計画を立てましょう。気候条件で特に注意すべきは日射が強い地域です。ソーラーパネルの劣化が早く進むため、耐用年数が減少します。多少コストは上がりますが、耐候性に優れたソーラーパネルの導入をおすすめします。

太陽光発電の施工業者選定の3つのポイント

太陽光発電の設置で施工業者を選ぶときのポイントがいくつかあります。まず、複数のメーカーの発電設備を扱った実績を持っているかどうかです。一般に、メーカー専属の施工業者は、そのメーカーの製品の扱いについては、高い技術力が期待できます。しかしながら、比較検討することがコスト削減につながるという観点からは、複数メーカーの製品の長所・短所を知っている施工業者がベストなのです。

また、効率の良い発電には地域の気候風土に合った性能を持つ機器の運用が欠かせません。その場所に長期間住んでみて、はじめてわかることがあります。そうなると、地元の施工業者のほうがきめ細かい対応を期待できます。

最後に、優良な業者を選定する最良の方法は自分で調べて比較してみることです。それなりに実績のある業者であれば、ウェブサイトなどさまざまな媒体から情報を得ることができます。施工業者のサイトにアクセスしてみたり、比較サイトなどを参考にしてみたりするのも良いでしょう。ぜひ、自ら手を動かしてみることをおすすめします。(※1)

太陽光発電の設置後のメンテナンスはO&M業者に

再生可能エネルギーの代表格として、太陽光発電による電力は今後も大きな可能性を秘めているといわれています。しかしながら、現実的な問題もあります。設置後のソーラーパネルのメンテナンスです。太陽光発電設備の設置が一旦終われば、次は継続的な収益を得るためのメンテナンスが最重要課題となります。そもそも、安定的な発電ができなければ収益も望めないわけですから、適切な維持管理は不可欠といえます。モニタリングや定期点検、さらに緊急時の対応までをメーカーに代わって包括的に委託できるO&M業者はしっかり選びましょう。

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更新日:2018.01.18太陽光発電O&Mの基礎知識 

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